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本日
のお弁当4個♪


新年度。今年もスクールカウンセラーとして、昨年と同じく4校に勤務します!

小学校から高校まで、あちこち出かける毎日がスタートしました。

新年度の初・勤務日にいちばん気になるのは
「不登校だったあの子はどうしているか?」ということ。



スクールカウンセラーの仕事はさまざまですが、
やっぱり、どこの学校でも、不登校にかかわることが一番多いです。

(ワタシがカウンセラーになって18年ですが、
不登校とのかかわりがその間ずっとありました)


「不登校」と一口にいっても、その姿はさまざま。
同じ「不登校」でくくれないぐらい幅広いです。

学校に全く行っていない子もいれば、

学校には毎日行って別室・相談室で過ごせるが教室に入れない子、

学校は行かれないけど他の施設やカウンセリングだけ行ける子、

家で過ごしている子であっても、

外に出かけられる子と、ほとんど外に出られない子。。。

その状態像はさまざまです。そして、もちろん変化していきます。


そして、心の中もさまざま。

学校に行きたくない!とはっきり言える子もいれば、

行きたいけど、おなかが痛いから(頭が痛いから)行けない、という子。

行かねばならない、と思っていても、固まってしまい動けない子。

学校以外の場所では明るくふるまえる子もいれば、

どこへいっても自分を表現することやコミュニケーションをとることが苦手な子。


本当に様々です。


そして、家族の対応も様々ですし、先生・学校の対応も様々。


不登校は、本人・家庭・学校(社会)の要因が複雑にからみあっていますので、

カウンセラーとしては、その三者をそれぞれ見立て、

それぞれへのアプローチを考えなくてはなりません。


ワタシは、「不登校」とは状態像であり、

だれのせいでもない、良いも悪いもない、と思っています。

ただ、子どもが、「不登校」という現象によって表している「何か」があり、

それに取り組んでいくことが、親や教師、カウンセラーには必要なんだろうと思います。

(中高生なら、場合によっては本人にも考えてもらう、

あえて悩んでもらうというときもあります)


ただ、学校に戻れればよい、というものではなく、

不登校になって、〇〇という経験ができてよかった、

と親も子も思えるようになることがワタシの理想です^^



とはいっても、渦中にある家族や担任の先生、もちろん本人はつらいもの。



この春も、教室にみごとに戻って順調に過ごせている子もいれば、

初日はどうしても来られず、でも3日目に別室に来られた子

逆に、初日には登校できたけれど、2日目に休んでしまった子

など、ワタシのかかわって来た子たちもさまざまでした。

ただみんな、大人に後押しされて、または、自分の意志で、がんばろうとしている、ということは強く感じました。

(頑張りすぎてしまうのも、それはそれで問題であり、良い意味で折り合いをつける、ちょうどよい塩梅を見つけることが大事なこともあります)

ワタシとしては、一喜一憂せずに、子どもなりの成長を見守っていきたいと思ってます。



思春期の子どもの心、行動は、ちょっとしたきっかけ(大人からみて)で

ものすごく変化しますので、先の見通しがなかなか立たないことも多いですが、

今年も、相談室での出会いを大切に、寄り添いながら過ごしていきたいと思います!


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