もう3月なんですね!
2月は通常の仕事+1件の講演会講師の仕事が無事に終わりホッとしています。
受講生として参加した久しぶりの対面研修会(カウンセリング)も面白かった!
お友達との食事会もあって楽しかった2月。
そして、いつもの楽しみは、読書とテレビドラマです。
2月も面白い小説に出会えました。
〇星を編む 凪良ゆう
『汝、星のごとく』の続編、3篇が入っています。
『汝…』を読んで腑に落ちなかったことが、こちらでは、なるほど!と、納得できる内容になっていました。
汝、に不全感があった人はおすすめ。
これだけ読んでもあまりわからないかもなあと思います。
複雑な「家族」の形がたくさんでてきますが、
生活感があり、人を大事にする気持ちと自分らしさを大事にしたい気持ちのバランスが、前作よりも良い感じで描かれてるなあと。
読んでいて苦しい感じはなく、温かい小説でした!
〇真珠とダイヤモンド 上下 桐野夏生
図書館リクエストしてかなり待った本。
86年バブル真っただ中。
福岡の証券会社に就職した、高卒、短大卒、大卒の3人の群像劇。
私もちらっと経験している時代で、そのころの証券会社の噂は会社の先輩から聞いていたので、こんな感じだったんだ~と感慨ひとしおです。
まあ、すごい怖い時代。誰もが金の亡者に…NTT株の話も出てきますが、
かすかに覚えているぐらい。日本中が熱狂してたんですね。
小説では、誇張もあるかもしれないけれど
かなり事実に近いのではないかと思われました。
証券会社における女性の位置づけ、男性社員は、こんなふうにしてお客さんに食い込んでいくんだとか…
恐ろしいほど儲けたあとには、バブルがはじけて悲惨な状況が待っていた…
そこまできっちり描かれていて、はっきり言ってバッドエンドです。
高卒のみやこは、株を買わずに、まじめに働いて節約して、大学受験して上京したのに…そのあとがつらかったです。
小説とは関係ありませんが、いまは、ネット証券で、気楽に株とか投資信託が買えるようになり、SNSでいろんな情報が得られて…自己責任ですが、カモられるリスクがだいぶ少なく、NISAとかできるようになってほんと良い時代に変わったなあと思いました^^
〇神秘 上下 白石一文
これはネットでのおすすめを読んで買ってしまいました。
再読したいぐらい気に入りました。
毎日新聞の連載小説だったそうで、書かれたのは、2012年、東日本大震災の翌年です。
阪神淡路大震災や、東日本大震災の話が通奏低音のように流れている感じです。
50代、出版社役員になったばかりの男、菊池は、突然、すい臓がん末期の宣告を受けます。妻子と別れ、一人身である彼がとった行動は?
生きること死ぬことについての考察、がんをどうとらえるかの考察も、他の本を引用していたりして、充実しています。
それとともに東京の神楽坂から、神戸に移り住んだ主人公の暮らしぶり(会社役員のままだから、お金はあるんです)。家での料理や、神戸の街並み、グルメ、女性たちとの関係など、中年男性(女性も)の興味を引きそうな内容がてんこ盛りです。
最後は、人間関係。いろいろな関係がつながりにつながって。。。
できすぎといえばできすぎですが、それがわかっていく過程がワクワクドキドキします。
ほんと面白かった!!
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2月は通常の仕事+1件の講演会講師の仕事が無事に終わりホッとしています。
受講生として参加した久しぶりの対面研修会(カウンセリング)も面白かった!
お友達との食事会もあって楽しかった2月。
そして、いつもの楽しみは、読書とテレビドラマです。
2月も面白い小説に出会えました。
〇星を編む 凪良ゆう
『汝、星のごとく』の続編、3篇が入っています。
『汝…』を読んで腑に落ちなかったことが、こちらでは、なるほど!と、納得できる内容になっていました。
汝、に不全感があった人はおすすめ。
これだけ読んでもあまりわからないかもなあと思います。
複雑な「家族」の形がたくさんでてきますが、
生活感があり、人を大事にする気持ちと自分らしさを大事にしたい気持ちのバランスが、前作よりも良い感じで描かれてるなあと。
読んでいて苦しい感じはなく、温かい小説でした!
〇真珠とダイヤモンド 上下 桐野夏生
図書館リクエストしてかなり待った本。
86年バブル真っただ中。
福岡の証券会社に就職した、高卒、短大卒、大卒の3人の群像劇。
私もちらっと経験している時代で、そのころの証券会社の噂は会社の先輩から聞いていたので、こんな感じだったんだ~と感慨ひとしおです。
まあ、すごい怖い時代。誰もが金の亡者に…NTT株の話も出てきますが、
かすかに覚えているぐらい。日本中が熱狂してたんですね。
小説では、誇張もあるかもしれないけれど
かなり事実に近いのではないかと思われました。
証券会社における女性の位置づけ、男性社員は、こんなふうにしてお客さんに食い込んでいくんだとか…
恐ろしいほど儲けたあとには、バブルがはじけて悲惨な状況が待っていた…
そこまできっちり描かれていて、はっきり言ってバッドエンドです。
高卒のみやこは、株を買わずに、まじめに働いて節約して、大学受験して上京したのに…そのあとがつらかったです。
小説とは関係ありませんが、いまは、ネット証券で、気楽に株とか投資信託が買えるようになり、SNSでいろんな情報が得られて…自己責任ですが、カモられるリスクがだいぶ少なく、NISAとかできるようになってほんと良い時代に変わったなあと思いました^^
〇神秘 上下 白石一文
これはネットでのおすすめを読んで買ってしまいました。
再読したいぐらい気に入りました。
毎日新聞の連載小説だったそうで、書かれたのは、2012年、東日本大震災の翌年です。
阪神淡路大震災や、東日本大震災の話が通奏低音のように流れている感じです。
50代、出版社役員になったばかりの男、菊池は、突然、すい臓がん末期の宣告を受けます。妻子と別れ、一人身である彼がとった行動は?
生きること死ぬことについての考察、がんをどうとらえるかの考察も、他の本を引用していたりして、充実しています。
それとともに東京の神楽坂から、神戸に移り住んだ主人公の暮らしぶり(会社役員のままだから、お金はあるんです)。家での料理や、神戸の街並み、グルメ、女性たちとの関係など、中年男性(女性も)の興味を引きそうな内容がてんこ盛りです。
最後は、人間関係。いろいろな関係がつながりにつながって。。。
できすぎといえばできすぎですが、それがわかっていく過程がワクワクドキドキします。
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