ワーキングマザーのシンプル&スローライフ

臨床心理士(心理カウンセラー)で大学生と中学生の母 acoのシンプルな暮らし

カテゴリ: 書籍・雑誌

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2018年11月に読んだ小説6冊のおおざっぱなレビューです^^


東野圭吾 聖女の救済、虚像の道化師、真夏の方程式、プラチナデータ

大山淳子 あずかりやさん、あずかりやさんー桐島くんの青春


〇聖女の救済

物理学者湯川が友人である刑事に強力して大活躍するガリレオシリーズの長編。
テレビドラマにもなりましたね(ワタシも見ました)。
原作はドラマとはちょっと違う筋で、大変おもしろかったです!

妻が実家帰省中に、夫が自宅で毒殺される。
その前の日に、離婚を言い渡された妻に容疑がかかる。
妻にはアリバイがあるのだが、
だれがどうやって毒を仕組んだのか、それが捜査の焦点となる。。。

湯川教授の発想の転換にしびれる〜
そして、ちょっと涙が出そうになります^^

聖女の救済 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
2012-04-10





〇真夏の方程式

これもガリレオシリーズの長編。息子がこのシリーズのなかで一番推してたかも?
真夏の海辺に立つ古い旅館が舞台。
一人でこの旅館に泊まった男性が、ある晩、岩場で遺体で発見される。
なぜこの男性は、ここに一人で来たのか、
事故なのか、それとも殺人なのか。。。

事故ではないとすれば、なぜ殺されなければならなかったのか。。。

そこには、ある人の遠い過去が絡んでいたのでした。。。

というわけで、背景を探っていくですが、
ちょっとずつ明らかになる事実、点と点がつながり、線となり面になる。。。
というのがゾクゾクします。

倫理的にどうなの?と思わなくもないけど、
こういうエンディングもありなのかな?

湯川教授の賢さと優しさが心に染みます。






〇虚像の道化師

これもガリレオシリーズだけど、短編。

オカルトにみえる事件が、科学的に解明できるというもの。
テレビドラマシリーズでもやってたストーリーですね。

テレパシー、幻聴、念を送る、透視などにみえる現象を、
湯川がバッサバッサと切っていくのが爽快です。



虚像の道化師 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
2015-03-10




〇プラチナデータ

これは、ガリレオシリーズではない、東野圭吾作品。
映画化もされたのですね、見ていませんが。

病院に隔離された、天才数学者の女性とその兄がある日殺されていた。
彼女が研究していたことは何か、そして、なぜ殺されなければならなかったのか。

DNAを使った捜査が主流となり、国民のDNAが管理されるという技術至上主義の近未来が描かれるのですが、同時に、多重人格や幻視といった、精神心理的な現象が扱われます。

精神科医も登場し、
コンピュータ、遺伝子、脳、心、ひいては、人間とはなにか?という問いが
テーマになっているようにも感じられます。

最後まで終着点がわからず、引きつけられました〜
おもしろかった!!


プラチナデータ (幻冬舎文庫)
東野 圭吾
幻冬舎
2012-07-05




〇あずかりやさん 大山淳子

友達に借りて初めて読みました!
ほんわかした物語。
子どもの時に視力を失った桐島くんは、
「あずかりやさん」という商売を始めます。
何でも一日100円であずかる、というもの。

あずけられた品物と、あずけた人のストーリーが一話一話、しみじみ語られます。

何もきかずにあずかり、あずかったものに対して誠実に向き合う桐島くんが
とっても素敵です。

じ〜んとくる家族の物語もあります。





〇あずかりやさん2 桐島くんの青春

これは続編。
桐島くんの盲学校時代のエピソードがあり、
なぜこの仕事(?)についたのかが明かされます。
こちらもおすすめです!





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2018年10月に読んだ小説は、7冊でした。

そのうち東野圭吾のミステリーが4冊という。。。笑

東野圭吾 禁断の魔術、探偵ガリレオ、予知夢、ガリレオの苦悩

加納朋子 カーテンコール 

フランシス・ハーディング 嘘の木

伊岡瞬 本性


◇東野圭吾 ガリレオシリーズ

息子に頼まれて買った文庫本全8冊。
ワタシが読んだことがあるのは、容疑者Xの献身 だけなので、あとの7冊を読もうかと。
禁断の魔術は、最後(最新)の1冊だったのだけど、先に読んでしまいました笑。
これは長編でした。

探偵ガリレオ、予知夢、ガリレオの苦悩、の3冊は、どれも短編。
オカルトに見えるような現象(殺人事件につながる現象)を、警察の依頼を受けて、物理学教授の「ガリレオ」こと湯川が、研究室で実験したり、現場に出向いたりしながら、解決していくというもの。

軽く読めておもしろいです。

奇しくも(大げさ!)いまテレビで「ガリレオ」のドラマ、再放送してるんです!
来週もあります!
これもなぜか息子がみつけて、(平日夕方)、録画してました^^

テレビドラマはドラマとして、小説は小説として、それぞれ楽しめると思います!

禁断の魔術 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
2015-06-10




探偵ガリレオ (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
2002-02-10



ガリレオの苦悩 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
2011-10-07



予知夢
東野 圭吾
文藝春秋
2000-06-01




◇加納朋子  カーテンコール! 

図書館で手にとって借りてしまった本。

ある女子校(中学〜大学)を舞台に繰り広げられる、オムニバス形式というのかな?

章ごとに主人公(女子生徒)が違うのですが、ひとつの大きなストーリー、学園物語になっています。

いろいろと、訳ありだったり、個性的な女子生徒達(LGBTとか、過食、拒食とかいろんな背景があります)。重たく見えることも、軽く明るくさわやかなタッチで、描かれ、ところどころほろっとさせられます。

最後は学園が閉鎖されるのですが。。。暖かく、感動のうちにフィナーレを迎えます。

カーテンコール!
加納 朋子
新潮社
2017-12-22




◇フランシス・ハーディング 嘘の木

珍しく海外文学を読みました。

表紙の絵に惹かれて思わず手にとってしまった本。

これ、ミステリーであり、児童文学なのですが、そのどちらのジャンルも超えているというか、すごい作品では?と思います。
今月のイチオシの作品です!

舞台はイギリス。ダーウィンの進化論が発表された頃の話、19世紀のお話だと思われます。

主人公は14歳の女の子フェイス。

その父親は牧師であり、博物学者。

(イギリスって、博物学が盛んなんですね〜 知りませんでした)

その父親が発掘した化石が、嘘だった、ということが雑誌に載り。。。

一家は(両親と主人公と弟、叔父)、逃げるようにとある島へ引っ越します。

その島で起こる事件ーー父親が死んでいるのが発見されるのです。

自殺、と判断されそうになるのですが、目撃した娘は、自殺ではなく、他殺だと信じ、
一人で、父の秘密を探ろうとしますが。。。

まあ、スリリングであり、人物像、物語の構造がしっかりしていて、
とても子ども向けとは思えません。

そんなに出てきませんが、背景に、キリスト教vs進化論ということもあるのでしょう。

父への尊敬の思いと疑い、母への軽蔑と疑い、女の子であるがゆえに差別されることなど、
少女の揺れる思いがジワジワと伝わってきます。

「嘘の木」という植物が、すごいのです。

ファンタジー的要素なのですが、なんだかリアルで。

とにかく、上質な児童文学だと思いました!

嘘の木
フランシス・ハーディング
東京創元社
2017-10-21





◇伊岡瞬 本性

ネットでみかけて図書館リクエストして読んでみました。

展開が早く、ぐいぐい引き込まれるミステリー。

読んでいや〜な気持ちになる、「イヤミス」のようですね。(ネットに書いてありました)

たしかに、エグい! 子どもに読ませたくありません(笑)

ただ、展開はおもしろいんです。

最初、バラバラにみえた何人かの登場人物が、徐々につながりを持っていることがあらわになり。。。そういうことだったのか!と感嘆させられます。

いや〜な気持ちになってもかまわないかたはどうぞ!

本性
伊岡 瞬
KADOKAWA
2018-06-29




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