ワーキングマザーacoのシンプルな日々♪

臨床心理士(心理カウンセラー)で大学生と高校生の母 acoのシンプルな暮らし。 好きな本、映画、ドラマの話、賃貸生活、子どものことなど

カテゴリ: 書籍・雑誌

2020年8月に読んだ小説その2です!

読んだのは

豊島ミホ エバーグリーン

吉村昭 破獄

米澤穂信 Iの悲劇

でした。


豊島ミホ エバーグリーン

中学時代の気になる同級生と、卒業式の日に、10年後にここで会おう、と約束して別れ、

その約束を果たすまでの、それぞれのストーリー。それぞれが夢に向かって歩んでいく、

まさに青春のみずみずしく、そしてコミカルな小説です。

ふたりとも田舎育ちで、器用ではない性格。でもとくに女の子が、漫画家になるという夢に向かって

あきらめずに頑張るところが好感持てたし、再会シーンもわりと現実的。

こんなふうに青春時代を送れるなんて、なんて素敵なんだろう!!と、オバサンは涙してしまいましたよ^^

エバーグリーン (双葉文庫)
豊島 ミホ
双葉社
2009-03-12




吉村昭 破獄

これは友人に勧められなかったら、決して読まなかったであろう本。

第二次大戦前から、戦後にかけて、4回も脱獄した超人的な囚人と

かれを脱獄させまいとする刑務所の人々。モデルとなった人がいたみたいですね。

戦中戦後の厳しい食糧事情や人材不足など

の悪条件の中でも、必死に脱獄を阻止する看守たちと、それを欺く囚人佐久間。

4つめの刑務所では、所長がいままでとは別のやり方を採用し、それが見事に功を奏するのですが。。

途中で投げ出しそうになりましたが、これはぜひ最後まで読まないと損です^^

読み始めた方は、がんばって最後までお読みくださいませ!!


破獄(新潮文庫)
吉村昭
新潮社
2013-05-17





米澤穂信 Iの悲劇

米澤さんのミステリー、淡々としてて、文章うまくて、好きです(満願、とか)

これは、ある地方の山村にIターン移住してもらうプロジェクトを任された

公務員たちの物語。殺人のないミステリーです。

全員が出ていってしまった村に移り住んできた人々をめぐる短編連作ですが、

最後にどんでん返し!が待ち受けていますので、お楽しみにー

まあ、わびしい気持ちにならなくもないけど。。。

謎解きを楽しみながら、期待せずに軽い気持ちで読んでみてください(笑)


Iの悲劇
穂信, 米澤
文藝春秋
2019-09-26




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8月は休みも多く、たくさん本が読めました!

まず
湊かなえ カケラ
寺地はるな 水を縫う
柚月裕子 臨床真理
東野圭吾 クスノキの番人



湊かなえ カケラ

美容整形外科医の女性が、小学校時代の同級生の娘の死の真相を探るべく
関係者にインタビューしていくという構成。

いろいろな人の視点から、現在と過去が入り混じり、
誰と誰がどうつながっているのか、ちょっと複雑でした。

太っているか痩せている、美人かそうでないか、
思春期女子にとっては、自己肯定感に大きくかかわる要素。
SNSの時代であるいまはますますそうなっている気がします。


小説の真相は、最初の予想とは違って、
おおーっという感じでしたが、感動、とか、
目からうろこ、とまではならなかったかな。


カケラ (集英社文芸単行本)
湊かなえ
集英社
2020-05-14




寺地はるな 水を縫う

これは期待せず読んだら、思いのほか、よかったです!!
友達がいなくて、縫物が好きな男子高校生とその家族の物語。

主人公の母は、洋裁が好きでアパレルデザイン?の仕事をしていた
父と結婚したものの、子どもが二人生まれたのち、
父(夫)のあまりに生活力のなさ(経済的なことだけでなく)に、離婚。

息子にはそういう道を歩んでほしくないと強く願うあまり
彼の才能、趣味を理解しようとはしません。

母、姉、祖母と暮す主人公は、ときどき父と会ったり、
父を雇ってくれている社長と会ったりして、友人にも恵まれ
マイペースに生きていきます。

しっかり者の姉が結婚することになり、そのウェディングドレスを
彼が作りたい、と申し出たところから、物語は動き出します。

祖母、母、姉、主人公、父、社長、それぞれの性格がよく描かれ
こういう人いるな~と想像できました。

なぜ、水を縫う、なのか、それは読んでのお楽しみです。
ドレスに刺繍をさしていくところの表現や
川の流れや風景の空気感もいいなと思いました。

とってもよい読後感。
さわやかな涙が待ち受けています!


水を縫う (集英社文芸単行本)
寺地はるな
集英社
2020-05-26







柚月裕子 臨床真理

盤上の向日葵 など、男性主人公の作品が多い印象の作家ですが、
デビュー作は、女性臨床心理士が主人公だったとは!

ということで、読んでみました^^

ある福祉施設で起きたのは、自殺なのか他殺なのか。。。
という謎を、臨床心理士の女性が、友人警察官の協力を得ながら探っていくという
まあ、ありえない設定ですが(笑)
事件としては、あるかもしれない。。。

どんでん返しあり、ハラハラします。おもしろいです。
でも
これはシリーズ化されなかったのね~残念。
臨床心理士が主人公って、なかなか難しい(基本的に外で動き回る仕事ではないからね)
のかなあって思いました^^


臨床真理 (角川文庫)
柚月裕子
KADOKAWA
2019-09-21




東野圭吾 クスノキの番人

東野圭吾氏のファンタジー系の小説。めちゃめちゃ良かった!
これは一押しです!

ある意味不幸な生い立ち(家族に恵まれず)をした青年の
成長物語です。

いままで会ったことのなかった資産家の叔母がきゅうに現れ、
彼に「クスノキ」の番人を依頼する。

それは、祈念に来る人の世話をする、という仕事でした。

何をどのように祈念するのか、どんな効果があるのか、
まったく知らされない彼ですが、
徐々に、それを知っていくという。。。

さまざまな家族のストーリーが交錯して
とても暖かい作品になっています。

ちょっと謎解きの部分もあって楽しめますし^^

不思議で神秘的な部分と、現実的な問題解決の部分のバランス、

そして、主人公の受け身的な他力な部分と
自分で能動的に人生にコミットしようとする部分のバランスが
ちょうどいい塩梅に描かれていると思いました。

満月の夜の大きなクスノキ、その中に入ってろうそくの灯だけで祈念する

それだけで神秘的な静けさが思い浮かびます。

そのような静かな静かな、でもちょっとスリリングで
暖かい小説でした!


クスノキの番人
東野 圭吾
実業之日本社
2020-03-17







8月はもうちょっと読んだので、続きます!

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