●小野不由美 残穢
「十二国記」シリーズの著者、小野不由美さんの作品。
フィクションなのでしょうが、ノンフィクション、ルポルタージュっぽく、
あるマンションで始まった怪奇現象を追っていく、というストーリー。
変に読者を怖がらせたり、盛り上げたりせず、
事実を書く、という感じの淡々とした記述で、
でも、とっても引き込まれる!
文化人類学的考察、といってよいのかも。
とくに結論があるわけでもなく。。。。
日本の穢れ、罪、それが移るという概念の考察が興味深かった!!
残穢 (新潮文庫) 小野 不由美 新潮社 2015-07-29 by G-Tools |
●湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー
湊かなえさん、もう何冊目になるか覚えていません(笑)。
だいたい、展開の予想はつくけど、ついつい読んでしまう(笑)。
毒親が何かと話題になるこの頃ですが、
逆からみたら、子どもが毒を持っている場合もあるということで。。。
後味悪くても大丈夫な方はどうぞ!
ポイズンドーター・ホーリーマザー 湊 かなえ 光文社 2016-05-18 by G-Tools |
●小川洋子 琥珀のまたたき
美しい母親と3人の(4人の)子ども達の不思議な生活。
とっても美しい描写と美しい情景。
もの静かで悲しくて。。。。
小川洋子ワールドに浸りたい方はどうぞ!
琥珀のまたたき 小川 洋子 講談社 2015-09-10 by G-Tools |
●東野圭吾 ラプラスの魔女
来年には映画になるみたいですが、それも楽しみ!
最初から、ぐっと捕まれる展開で、ぐいぐいと引っ張られてしまいます。
これ、オカルトなの?と思いきや、そうでもないみたいで。。。。
なかなかすごい展開です。
ネタバレになるのでこれ以上書かない方がいいと思います。
ミステリー&エンタテインメント好きの方はぜひ!
ラプラスの魔女 東野 圭吾 KADOKAWA/角川書店 2015-05-15 by G-Tools |
●本谷有希子 自分を好きになる方法
なんとなく手に取った本。自己啓発本ではなく小説です!
一人の女性の、少女時代から、老年までの
数章のエピソード。
いくつになっても、女性は女の子であり、
人間関係は苦労するもの。
女性の心理がとても細やかに、そして優しく描かれていて
ほっこりすると思います!
自分を好きになる方法 (講談社文庫) 本谷 有希子 講談社 2016-06-15 by G-Tools |
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