ビブリア古書堂の事件手帖 6巻 を読みました。

鎌倉の古本屋を営む若い女性、栞子さんと店員の五浦(語り手)が、古本をめぐって起こる事件を解決していきます。

今回は、太宰治の初版本を巡る事件。

「走れメロス」「駆込み訴え」「晩年」の3作品が取り上げられています。

ビブリア…のおもしろさは、ビブリア古書堂の扱う古書(小説)のストーリーと、登場人物のストーリーがシンクロするところ。

今回も、部分的にですが、セリフだったり、ストーリーだったりがシンクロして。。。栞子さんが謎を解いていくわけです。

客観的に謎をとくだけでなく、栞子さんも、五浦氏も、危険に巻き込まれ、危ないめにあってしまいます。

古本取引って、のんびりした世界かと思いきや、貴重な古書をめぐってはけっこうハードな駆け引きや秘密がかくされているのですね(高価だったりしますしね)

私は個人的には、太宰は、夢中で読んだことはないのですが、

たまたま、去年、太宰の生涯についてのレポートを読んだことがあり、それはおもしろかったです。

そういう背景を少ししっておくか、太宰の作品を読んでから、ビブリアを読むと、よりいっそう楽しめるかと思います!

ビブリアシリーズも、あと1、2巻で終わり、と作者があとがきに書いていました。さびしー。

栞子さんととうとう付き合い始めた五浦、そして、栞子さんのクールでミステリアスな母親との関係はどうなる?

シリーズさいごまで、目が離せない気がしますー

4048691899 ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
三上 延
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス  2014-12-25

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