直木賞作家 辻村深月さんの ツナグ を読みました。

映画にもなりましたよね。(まだ観ていませんが…)

満月の晩、亡くなった人に一度だけ再会できる、それを取り次ぐのが「使者(ツナグ)」の役目。

4人の依頼者のストーリーと、最後は、ツナグ自身のストーリーから構成されています。

まさに、グリーフ(死別の悲しみ)ケア、グリーフプロセスの物語ですが、

死者に再会して、本当に良かったと思う人もいれば、そうではなく、逆に後悔が残る人もいるというところが、リアリティがあるかな…

まあ、ベタなお話もあるのですが、泣けました…[E:weep]

亡くなった方との「再会」はこの物語のようなかたちでは訪れないと思うけれど、

でも、記憶の中の故人、心の中の故人と「対話」することはできるんだろうな、それはとっても大切なことなんだろうな、と思いました。

最後の、「ツナグ」の由来や、使者自身の、グリーフプロセスのお話がとってもよかったです♪

それにしても、著者辻村さんは、「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」 よりもずっと巧くなっている!という気がしました。素材も広がっているし… すごいすごい、これからが楽しみな作家さんのひとりです!

 

4101388814 ツナグ (新潮文庫)
辻村 深月
新潮社  2012-08-27


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