男の子が前向きになる子育て 河合 恒男 PHP研究所 2011-07-28 by G-Tools |
カトリック男子校で長年教鞭をとられ、サレジオ学院中高で校長をつとめ、現在同校理事長の河合恒男氏の著書。
講演会をまとめたような、やさしい言葉で書かれている本です。
「男の子の子育て」のような本はワタシは初めてでしたが、ニーズがあるんでしょうね…
母親には、男の子ってわかりにくいもの!! 最近つくづく思う…
男の子の子育てを楽しめるお母さんを尊敬してしてしまいます。
逆にいえば、母親にとって、男の子を育てることで、自分の世界が広がるというか、考え方、価値観が変わるチャンスなのかもしれません。
この本を読んで、いちばん良かったのは、肩の力が抜けるというか、
焦らなくていいんだな〜って思えることでした。
25歳での自立(一人前)を目指す、男の子は大化けする、やんちゃをしない子はかえって心配…等々。
細かいことにガミガミ言って、枠にはめてしまうと、積極性が育たないんですよね…
ゆったり構えていいんだな〜と思えました。
優しく語りかけてくれる、親を抱えてくれるような河合先生の言い方に
勇気づけられる方も多いのでは?
実は先日、河合先生の講演会に出る機会がありまして(そのために本を読んだのですが)、
本物の(笑)先生は、実におおらかで、きさくで、温かく、深く、人間的な魅力満載な方でした。
さて、この本には、サレジオ修道会の創設者であるドン・ボスコの言葉が所々引用されていて、それもスパイスとなっています。
知りませんでしたが、ドン・ボスコは、イタリアの修道士/司祭で、当時の貧しい青少年のために生涯を捧げた人だったのですね。(四ッ谷にある書店の名前、としか知らなかったです)
日本のサレジオ学院にもその精神がきっと息づいているでしょう…
ポチッとよろしくお願いします[E:happy01]
コメント
コメント一覧 (2)
男の子って、どうも落ち着きがなくて、プラプラ、チョロチョロしてるじゃないですか。それを押さえ込むのでなく、思う存分、プラプラ、チョロチョロさせてあげる、それが「オ○ン○ン力」を育てるということだ、とか何とか…(笑)
プラプラ、チョロチョロすることで、男の子は好奇心を発達させ、いろいろ余計なことまで試してみながら問題解決能力を身につけるのだと…
うちの息子が2年生くらいのころ、小学校の担任の先生や、校長先生(女性)から、お叱りの電話が相次いだことがあったんです。学校で、余計なことをいろいろ試していたらしくて…(危険なことを含む)。冷や汗ものでしたが、心の中で、「オ○ン○ン力」「オ○ン○ン力」と言い聞かせつつ、乗り切りました。(笑)
あまりおおっぴらに口にできませんが、「オ○ン○ン力」は私の好きな言葉になりました。(爆)すみません、連呼してしまって。
おもしろすぎです!!
このエピソードは初めて聴きました…
一瞬、フロイト的な意味?って思うけど、ちがうんですね。
単に(?)機能的な特徴から取ったネーミングでしょうか?
プラプラ、チョロチョロって(笑)
でも言い得て妙ですね!
ワタシもコレで乗り切ろうかな!
いい言葉教えてくださりありがとうございました[E:happy01]