4569797660 男の子が前向きになる子育て
河合 恒男
PHP研究所  2011-07-28

by G-Tools

カトリック男子校で長年教鞭をとられ、サレジオ学院中高で校長をつとめ、現在同校理事長の河合恒男氏の著書。

講演会をまとめたような、やさしい言葉で書かれている本です。

「男の子の子育て」のような本はワタシは初めてでしたが、ニーズがあるんでしょうね…

母親には、男の子ってわかりにくいもの!!  最近つくづく思う…

男の子の子育てを楽しめるお母さんを尊敬してしてしまいます。

逆にいえば、母親にとって、男の子を育てることで、自分の世界が広がるというか、考え方、価値観が変わるチャンスなのかもしれません。

この本を読んで、いちばん良かったのは、肩の力が抜けるというか、

焦らなくていいんだな〜って思えることでした。

25歳での自立(一人前)を目指す、男の子は大化けする、やんちゃをしない子はかえって心配…等々。

細かいことにガミガミ言って、枠にはめてしまうと、積極性が育たないんですよね…

ゆったり構えていいんだな〜と思えました。

優しく語りかけてくれる、親を抱えてくれるような河合先生の言い方に

勇気づけられる方も多いのでは?

実は先日、河合先生の講演会に出る機会がありまして(そのために本を読んだのですが)、

本物の(笑)先生は、実におおらかで、きさくで、温かく、深く、人間的な魅力満載な方でした。

さて、この本には、サレジオ修道会の創設者であるドン・ボスコの言葉が所々引用されていて、それもスパイスとなっています。

知りませんでしたが、ドン・ボスコは、イタリアの修道士/司祭で、当時の貧しい青少年のために生涯を捧げた人だったのですね。(四ッ谷にある書店の名前、としか知らなかったです)

日本のサレジオ学院にもその精神がきっと息づいているでしょう…


ポチッとよろしくお願いします[E:happy01]

にほんブログ村
 子育てブログ ワーキングマザー育児へ