4479792392 人の心がつくりだすもの
河合 隼雄
大和書房  2008-06-18

by G-Tools

故 河合隼雄先生の対談集。

建築家、音楽家、スポーツライター、児童文学者など、芸術方面の方々と6名との1対1の語り合いで、楽しく軽く読めます。内容は、深い、ですが。

どの対談も、ふ〜む、なるほどー!の連続でしたが、スポーツライター玉木正之さんとの対談 (スポーツ文化論みたいな感じ) と、雅楽演奏家 宮田まゆみさんとの対談が とくによかったです。

河合先生の守備範囲の広さに脱帽。

建築、絵画、芸術、音楽、スポーツ…の専門家と深い話しができるんですから!!

人の心、たましい、というものを深く探っていくと、行き着くところは同じなんでしょうか。ユング派の心理臨床家、心理学者という職業を飛び越えてしまっているように思います。

河合先生の本を読むと、「効率」「生産性」を求められる社会が いかに人の心(たましい)にとって良くないか、痛感します。

道草、寄り道、ゆっくり、待つこと、がどんなに大切か。とくに子ども時代に、どんなに大切かを考えさせられます。ゆっくりでいいんだ、迷いながら、待つことで、いいんだ〜と、肩の力が抜けて、お腹の辺りがじんわりしてくる感じです。  

いちばんさいごの、児童文学者(作家)の今江祥智さんとの対談で、河合先生は、「家庭に食卓がなくなったらだめです。…親が手間をかけ、エネルギーを投入しないと、子どもがかわいそうだと思う。…」と。

河合先生に言われると、納得、納得(笑)。

最近、うちの食卓(夕食)は、すぐに食べ終わって、解散してしまう(苦笑)…と 少し危機感を持っていたので、まずは、もう少しメニューを増やそうかな、と思いました!(単純ね)

ほんとは、会話で盛り上がればよいのでしょうが、私と子どもふたりだとなかなか…(汗)

さっそく、少し頑張ってみました。 ほんとに、ささやかですが…平日,帰宅後に準備するのでのこれが精一杯[E:sweat01]

チキンマカロニグラタン、トマトスープ、アボガドのサラダ、デザートに黒糖カステラのバナナヨーグルト添え でした〜

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