人の心がつくりだすもの 河合 隼雄 大和書房 2008-06-18 by G-Tools |
故 河合隼雄先生の対談集。
建築家、音楽家、スポーツライター、児童文学者など、芸術方面の方々と6名との1対1の語り合いで、楽しく軽く読めます。内容は、深い、ですが。
どの対談も、ふ〜む、なるほどー!の連続でしたが、スポーツライター玉木正之さんとの対談 (スポーツ文化論みたいな感じ) と、雅楽演奏家 宮田まゆみさんとの対談が とくによかったです。
河合先生の守備範囲の広さに脱帽。
建築、絵画、芸術、音楽、スポーツ…の専門家と深い話しができるんですから!!
人の心、たましい、というものを深く探っていくと、行き着くところは同じなんでしょうか。ユング派の心理臨床家、心理学者という職業を飛び越えてしまっているように思います。
河合先生の本を読むと、「効率」「生産性」を求められる社会が いかに人の心(たましい)にとって良くないか、痛感します。
道草、寄り道、ゆっくり、待つこと、がどんなに大切か。とくに子ども時代に、どんなに大切かを考えさせられます。ゆっくりでいいんだ、迷いながら、待つことで、いいんだ〜と、肩の力が抜けて、お腹の辺りがじんわりしてくる感じです。
いちばんさいごの、児童文学者(作家)の今江祥智さんとの対談で、河合先生は、「家庭に食卓がなくなったらだめです。…親が手間をかけ、エネルギーを投入しないと、子どもがかわいそうだと思う。…」と。
河合先生に言われると、納得、納得(笑)。
最近、うちの食卓(夕食)は、すぐに食べ終わって、解散してしまう(苦笑)…と 少し危機感を持っていたので、まずは、もう少しメニューを増やそうかな、と思いました!(単純ね)
ほんとは、会話で盛り上がればよいのでしょうが、私と子どもふたりだとなかなか…(汗)
さっそく、少し頑張ってみました。 ほんとに、ささやかですが…平日,帰宅後に準備するのでのこれが精一杯[E:sweat01]
チキンマカロニグラタン、トマトスープ、アボガドのサラダ、デザートに黒糖カステラのバナナヨーグルト添え でした〜
コメント
コメント一覧 (2)
美味しそうですね~♪
子どもだったら、ウキウキしちゃいますし、マカロニグラタンのポイントは高そう。
食事は本当にじっくりと楽しめるといいな…と思いますが、毎日だと中々[E:capricornus]
河合さんのお言葉、時折思い出したいものですね!
超久しぶりのマカロニグラタンでした。
ふだんは和食が多いのでね〜
子どもからも歓声があがりました[E:happy01]
そうですね、毎日、と思うと負担になってギスギスしそうなので、
時折、がいいですね!