きのうが仕事納めでした(夕方まで面談や心理検査が入ってました[E:sweat01])。
きょうは家で大掃除! 1日(半日)では、完璧にはできないけど、気になったところは何とかクリアー! きれいになるとやっぱり気持ちがいいですね♪
ではでは、12月に読んだ本です〜
■文明崩壊(上)(下)
ピュリッツアー賞を受賞した「銃・病原菌・鉄」の著者による、環境問題という視点で文明の歴史を論じた本。(「銃…」は途中まで読んで、中断してます…)
上巻は、古代文明〜イースター島、マヤ文明、グリーンランドなどの歴史が、下巻では、現代社会〜ルワンダ、中国やオーストラリアの諸問題について論じられています。江戸時代の日本の森林保護が成功例として登場するのも興味深いです。
環境問題というのが、温暖化だけでなく、林業、漁業、資源採掘など、資源の保護や、農業政策、人口政策など、多岐に渡っていることを知るだけでも、この本を読む価値があるのではないかなと思いました。
先のことを考えずに環境保護(保全)を怠ったことが、文明(国)自体の崩壊につながったというのですから、恐ろしいことです。
古代社会は、知識がなかったからしょうがないともいえますが、科学が発達した現代社会では、過去の失敗から学ぶことができるのですから、いまからでも遅くはない、と著者は訴えています。
政策決定に関わる人や大企業の幹部の人などにはぜひ読んでもらいたいなと思います!
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上) ジャレド・ダイアモンド 楡井 浩一 草思社 2005-12-21 by G-Tools |
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下) ジャレド・ダイアモンド 楡井 浩一 草思社 2005-12-21 by G-Tools |
■ソウル・コレクター
ミステリーです。リンカーン・ライムシリーズの最新作。ファンにはたまりません♪
今回は、ネット社会の個人情報を用いた犯罪。こういう犯罪もありえるのか〜と身近な問題だけに、ちょっと恐ろしくなってしまいました。
いままでの作品のように派手などんでん返しはなく、わりと淡々としています。珍しく、ライムの青春時代のエピソードが語られ、彼の人となりを知るには貴重な作品だと思います。
ソウル・コレクター ジェフリー・ディーヴァー 池田 真紀子 文藝春秋 2009-10-29 by G-Tools |
今年読んだ本は、全部で60数冊でした。ほんとはもっと読みたい本があるのに、時間的にこのぐらいが限度かなあ… 案外読めないものですね。来年は、もっと計画的に、読みたい本を絞って読んで行こうかな〜なんて考えてます。
コメント