最近読んだ本のなかの、心に留まった一節。

 …受けることなく与え続けていると、すぐに燃え尽きてしまいます。私たちが喜んで与え、そうし続けることができるのは、自分の肉体的、感情的、精神的、霊的な必要(ニード)に対して思いやりに満ちた関心を払う時だけです。

 与える時と受ける時があります。健康な生活を送るためには、両方の時が等しく必要です。

(ヘンリ・ナウエン著 「今日のパン、明日の糧」聖公会出版 P241)

 「与え続けている」という自覚はないけれど、自分の生活を振り返ってみると、妻として母として、カウンセラーとして、どちらかというと、与える、人をケアすることが多いかもしれません。(「妻として」は、あんまりやってないかも[E:happy02])

 自分の「必要」に対する「思いやりに満ちた関心」  いい言葉だ〜 心がけたいことですね。昔、ある牧師さんが、「私の祈りは、自分の『必要』に気づけるように、ということです」と言っていたのを思い出しました。そのときは、「へ?」という感じでしたが、でも、印象に残っていました。

 ところで、上の引用中の、肉体的、感情的、精神的、霊的、という言葉、どっかで聞いたことある、「7つの習慣」に、人間の4つのニードとして挙げられていたものと同じかな?と思いました。ただちょっと日本語が違うのです。 

 それで、「今日のパン…」の原書(も持ってます^^)で確認すると、

physical, emotional, mental, spiritual  …やはり、「7つの習慣」と同じでした!

「今日のパン…」にはこれ以上詳しい解説はないんですが、「7つの習慣」によると、

physical : 肉体的、経済的、生きること

emotional ; 情緒、人間関係、愛すること

mental  :  知的、学ぶこと

spiritual : 精神的、霊的、貢献すること

だそうです。このほうが、イメージわくかな?

 燃え尽きないために、この4つの領域での自分の必要を折に触れてチェックし、欠けてると気づいたら、自ら求めて、「受ける」ようにしたいなと思いました!

今日のパン、明日の糧
今日のパン、明日の糧 ヘンリ・J.M.ナウエン


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