小学校で、先生たちの研修会に招かれました。こういうのは、あるときは年1,2回のペースでありましたが、今回はけっこう久しぶり。30人弱の先生を前に、ミニレクチャーと事例検討をしました。
この学校は、校長先生は元上司で、いままでお話したことのある先生も何人かいたこともあり、気軽な気持ちで引き受けました。レクチャーまではよかったのですが、事例検討で先生からの質問に答えているときに、予期せぬハプニングが。
ある先生が立ち上がって 私に対して、「あなたの言っていることは間違っている!」的な発言をされたのです。かなり感情的に言われたこともあって、私は一瞬何が起きているのかわからなくなり…ぽか〜んとしてしまいました。そして、かなり動揺 [E:wobbly]
私も弁解したり、ほかの先生によるフォローもあって、なんとかその場は収まったのですが、会が終わったあとでも、「あの先生納得してないだろうな〜、言葉が足りなかったなあ、ああ言えばよかった…」と、うじうじ考え込んでしまいました。いま思えば、私の説明が足りなかったのと、その先生の誤解(過剰反応?)と両方あったと思います。
職場に帰って、同僚、先輩に話すと、「そう思っても言い方があるよね…」「どんな人がいるかわからないところで話すって難しいね〜」などと温かい励ましをもらって、ちょっと落ち着きました。
今回のことで、臨床心理学~生身の人間の、いわゆる障害や病や不適応などについて語るうえで、もっと慎重にならないといけないなあと思いました。ちょうど読んでいた本に、「心理臨床家は自らのもつ暴力性を自覚しないといけない…」というようなことが書かれていたのを思い出し、こういうことか~と痛感した次第です。
追記:いまはもう立ち直ってますので[E:happy01] ご心配なく!
コメント
コメント一覧 (5)
研修会での発言の慎重さって、どのあたりに心配りしたらいいんでしょうかね。
ゴリさんのご感想をお聞かせください!
なお、冷静な議論の場合なら、聞くべきことは聞き、主張べきところは主張する毅然たる態度が必要なことは言うまでもありません。
ねぎらいの言葉、ありがとうございます。
こちらこそ、たまおさんにお聞きしたいくらいです^^
私の少ない経験から言えるのは、心理職同志ならよいのですが、一般の方(教師含め)の前では、原因論的な話題になったとき、家族歴、育ちが…てなことは言わない方がいいということかな。いろいろな背景の方、傷ついた方がおられますもんね…
Shawnさん、
参考にさせていただきます。今回は、感情的になった方は深いところで傷ついたのだ、と理解しています。そういう方をケアするのも心理士の役割と私は思ってます(できるかどうかは別として^^)
カウンセリングみたいに、その人が今何を感じ取っているのかをじっくり考えて話すことができないぶん、自分の言葉がどう取られているのか不安になります。
私もあとから「言葉が足りなかったなぁ~ もう少し気を使った言い方すればよかったなぁ~」としょっちゅう反省させられています…
お互いがんばりまひょ~
ほんと、1対1の双方向のカウンセリングと、多分に一方的なお話とではは全く違うので、とまどうことが多いですね… もうしばらくやりたくないよ〜[E:coldsweats01]