無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法 という時間管理についての本を読みました。非常におもしろく…一気にやる気がチャージされました!(我ながら単純…笑)

 「7つの習慣」シリーズでも、時間管理は大きなテーマで、「重要 X 緊急」のマトリックスが出てきます。「重要度が高く、緊急度が低いこと」にまず時間を割くのが成功の秘訣とのことですが、なかなか実行するのは困難なもの。

 本書ではそれが実行できるよう、手取り足取り、非常に具体的にガイドしてくれます。

 重要(高)・緊急(低)を「投資」(家族との団らん、将来に向けての勉強、運動など)

 重要(高)・緊急(高)を「消費」(仕事、日常業務など)

 重要(低)・緊急(高)を「浪費」(通勤、決まった時間のテレビなど)

 重要(低)・緊急(低)を「空費」(だらだらテレビ、ネットサーフィン、お酒…)

 と名付け、

投資の時間を1日の30%(4~5時間/日)、消費の時間を50%(8時間/日)、浪費と空費をそれぞれ10%(1.5時間/日)にしよう、というもの。そのための原理原則と具体策が、たくさ~ん載っています。

 今、自分は何の時間を過ごしているか、を意識できるようになっただけでも、大きな収穫でした。

 私はさっそく、自分の手帳に、「投資」の覧を作り、やってみたい「投資」の項目を書きこみました。そして、専門書を注文し、セミナーに申し込み、昼休みにはサボっていたウオーキングを再開。車中ではラジオをやめてオーディオブックを聞き始めました(笑える?)。さらに、ここ1~2年で取り組みたい目標も見えてきました!(すごーい)

 この本は、すっごく「がんばる」ことを勧めているような印象を受けるかもしれないのですが、そうではないのです。むしろ「がんばるのをやめる」ことを勧めているかも。 

 たとえば、時間管理は、モノの管理(整理)ににていて、まず「捨てること」=「やることを減らすこと」から始める、とか。必要以上に「いい人」になることをやめよう、とか。

 あるいは、時間管理とは、生活習慣である。たばこ、お酒等、依存性のあるものをやめ、だらだらテレビをやめ、コミュニケーション中毒(メールやネット)からも脱却し、真に健康的な生活をおくり、時間的、精神的に余裕ある生活をしよう、とこの本は提案しているように受け取りました。

 まあ、よくもここまで…というぐらい、具体的に詳しく書いてありますから、時間管理に興味のある方にはお勧めの1冊です。