職場で諸富祥彦氏(明治大学教授、臨床心理士)をお招きし、学校の先生向けに研修会を持ちました。そのときに贈呈していただいた本です。タイトルと表紙のイラスト(半ズボンとランドセル姿のおじいさん)にインパクトがあります!
がんばりすぎるのはやめよう〜、常識にとらわれず、ゆる〜く生きることの勧め、になっています。
積極思考がブームの昨今、このようなメッセージの本は貴重かもしれません。とても気軽に読める本なので、疲れている方にもお勧め。
しかし、章のタイトルだけでも、過激ですよ〜!
死なないための人間関係
”ひとりぼっちも、すばらしい”
病気のススメ 前向きに生きない
恋なんて、いらない
”家族愛”を疑え
ビバ!依存症
そこまで言っちゃっていいの〜?というところもなきにしもあらず、です。でも 因習や世間体にとらわれない、新しい「個人」の生き方を考えるたたき台にはなるかも、と思いました。
最終章「ビバ!依存症」では、 人生を楽しみ、心のバランスをとるために、何かに「はまる」ことを勧めておられます。イイナと思った文章を引用します。
賢明な人は、はまる対象との距離感を「やめたほうがいいとわかっているけれど、あえ てもうちょっとやってみる」ところでキープしておく。そうやって心の底から好きなも のに浸りながらも、醒めた自分も自分の内側で保存しておく。この「はまりつつ醒める 、醒めつつはまる」という距離感を保つことこそが、”人生の達人””幸福の達人”に なるうえで不可欠なものなのです。
これは名言だ〜、でも、こうした微妙な距離感をキープできる人なら、「依存症」に陥る恐れはないのだろうな、と思いましたが…。
コメント
コメント一覧 (4)
素敵な考え方ですね、この本!
とてもためになる本や日常のお話、時々参考にさせていただいています。来年からワーキングマザーを目指しています。(できれば日本で)これからも時々お邪魔します^^
教員向けの研修(エンカウンターグループ)では、ノリノリ、ハイテンションのM氏でした。ワークショップ、楽しみですね。