家族で群馬に帰省し、群馬ガラス工芸美術館へ行ってきました。

 ここは、19世紀末~20世紀初頭のアール・ヌーヴォー期のガラス工芸作家、エミール・ガレのランプや花瓶、ドーム兄弟の作品を中心とした展示。ほかに、家具やミュシャのポスター、ステンドグラスなどもありました。お客さんもあまりなく、ゆっくり見られてよかったです。新緑の季節だと、ラウンジからの眺めがもっとよかったかも。

 いちばん気に入ったのは、ガレの桜文の花瓶と、ドームのすみれ文のランプや小瓶。やわらかい模様と暖かい色合い、シンプルなスタイル‥うちにもひとつ、と思ったけれど、高すぎて手が出ませんでした(爆)。

 館内の説明を読んで、フランスのアールヌーヴォーは、イギリスのアーツ&クラフト運動(生活の道具を美しく~暮らしの中の芸術をめざす運動、とでもいうのかな)を源流としていることがわかりました。その代表は、ウイリアム・モリスであり、彼はコッツウオルズが好きでそこからインスピレーションを受けたということも知りました。

 つまり、ガレから、私の大好きなコッツウオルズまで、つながったわけです!(笑) 思いがけない発見でした。アールヌーヴォーやアーツ&クラフト運動は、暮らしを楽しむ、ていねいに暮らすという価値観の現れなのでしょうか‥もうちょっと調べてみたくなりました。

 さて、工芸美術館では、ガラスの絵付けができるということで、娘が挑戦。絵を描けば、あとは10分程度乾燥させるだけとお手軽でした。が、娘はかなり時間をかけて色をつけていて、できあがりはこのとおり。待ち時間に、息子が飽きてしまい、相手をするのが大変でしたー。070331_0859_1