今月は、小説1冊しか読めませんでした(涙)

ジェフリー・ディーヴァー 煽動者


煽動者
ジェフリー ディーヴァー
文藝春秋
2016-10-14



カリフォルニア州捜査局捜査官のキャサリン・ダンスは
「キネクシス」の専門家。相手の表情や所作、言葉の使い方トーンなどから
嘘を見抜くことができます。
夫は同じく警官で殉死、その後、シングルマザーとして10歳ぐらいの一男一女を育て、
恋人がいて、美人で、仕事ができる。。。
世の中の女性の理想(たぶん。笑)ですね。

「煽動者」は、11月に読んだ、シャドウ・ストーカーの次に来る作品。


シャドウ・ストーカー
ジェフリー ディーヴァー
文藝春秋
2013-10-15







話は「煽動者」に戻りますが、
これは、殺人事件ではなく、
劇場など、人が集まる所で、
「火事だ」などと嘘をついてパニックを起こさせ、
群衆が出口に殺到して、結果的に負傷者、死者が出る、
という事件とも事故ともつかない案件。

それがカリフォルニア州モンテレー付近で次々に起こるのです。

キャサリンは、捜査に乗り出すのですが。。。
次々に困難が押し寄せます。

他の事件も同時進行で起こり、
キャサリンの二人の子ども達も今回、謎の行動を起こし。。。
自分の子どもが難しい思春期に入ったという現実に彼女は向き合います。

キネクシスの専門家であっても、自分の子どもが何を考えているのかを
知ることは難しい。その辺がうまく描かれていると思います。

人々をパニックに陥れる犯人の目的は何なのか?

キャサリンと子ども達、そしてパートナーとの関係は?

長編ですが、最後まで飽きさせません。
驚きのどんでん返しが今回も楽しめます♪