ワーキングマザーのシンプル&スローライフ

臨床心理士(心理カウンセラー)で大学生と高校生の母 acoのシンプルな暮らし

2013年11月

またまた、素晴らしい作品に出会ってしまいました〜[E:heart04]

小川洋子さんの「人質の朗読会」。

表紙に惹かれて手に取ったのですが、大当たりでした。

ものすごく静かな物語なんだけれども、圧倒的な感動。 ひたひたと音もなく押し寄せる感動、というのでしょうか。。。

地球の裏側で、テロリスト集団に誘拐され人質となった日本人旅行者八人と、この朗読会を盗聴していた現地の特殊部隊の一人の語る、合計九つの物語。それが淡々と綴られている、それだけなのですが。

ひとつひとつが、不思議な巡り会いだったり、シンクロニシティを感じるようなある意味奇跡の物語で、深い味わいがあります。

読み進めるうちに気づいたのですが、語るひとりひとりの死や病気、喪失の体験とかかわりがあるのですね。グリーフ(悲嘆)プロセスの物語ともいえると思いました。

人質となり、自らの生と死を強く意識した場所にいるからこそ、自らの人生を思い起こし、そこに、生きることの不思議さやすばらしさと悲しみを想起し、きちんと書きとめ、「朗読会」という場所を作って、きちんと聞き手に聴いてもらう、という設定に意味を感じます。

物語は語られ、そして聴き手がいることによって成り立つものなのだなあと改めて思いました。

さらに、その物語は、人質たちが亡くなったのちに(救出に失敗して全員死亡)、盗聴していた特殊部隊の兵士からテープが遺族に渡り、それがついにはラジオ番組になったという設定。そのラジオの聴き手が私たち読み手でもあり、二重、三重のグリーフプロセスになっている。。。というすごい構造なのでした。

物語は全部よかったですが、とくに、「第三夜 B談話室」と「第六夜 槍投げの青年」がとくに気に入りました。

もし、いま、自分が「人質」の方々と同じ立場に立ったら、どのような物語を語るだろう。。。読み終えて深い感動とともに、そんなことも考えたり。

 

「今自分たちに必要なのはじっと考えることと、耳を澄ませることだ。しかも考えるのは、いつになったら解放されるのかという未来じゃない。自分の中にしまわれいてる過去、未来がどうあろうと決して損なわれない過去だ。それをそっと取り出し、掌で温め、言葉の舟にのせる。その舟が立てる水音に耳を澄ませる。(中略)そういう自分たちを、犯人でさえも邪魔はできないはずだ」

 

「物語は、誰のなかにもある」 帯の言葉に大きくうなずきながら、名残惜しく本を閉じました。

 

4120041956 人質の朗読会
小川 洋子
中央公論新社  2011-02


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週末にあった もうひとつのプチ楽しいできごととは。。。。

息子を連れて、釣堀へ行ったことです[E:happy01]

子どもと釣りに行くのは初めてかも。

夫が見つけた近場の釣堀は、

レトロな感じのする場所でした[E:happy01]

子ども向けの金魚、初心者向けの鯉、そして上級者?向けのヘラ鮒 の三つがありました。

ヘラ鮒をのぞけば、手ぶらで来て、釣りが楽しめます。お手軽でいいですね!

夫と息子で一本釣り竿を借りて、鯉釣りにチャレンジ。

_b240687

1時間だけやろうと思ったのですが、

最初の30分、全く釣れません!

うんともすんとも言わないのに(?)、えさは取られている(取れちゃってる)状態。

息子もだんだん飽きて来た様子。。。

周りを見ると、どんどん釣っている人とそうでない人が、くっきり分かれてます。

やっぱりコツってあるんですねえ。。。

で、夫はお店の人に、コツを訊きにいってしまい。。。

そのときでした!

息子が、「わー!」と声を上げたのは。

(私は隣で本を読んでいた)

みると、釣り竿がしなっています!

鯉がかかったみたいです!!

息子は 「パパ、どこー? きてー!」と呼ぶも、夫には届かず。。。

私が手伝って、竿をそーっと動かして、手前に引っぱり、

なんとか、網に掬いいれることができました!

_b240688

記念すべき、初釣りでした♪

その後、夫も一匹釣り上げることができ、二人とも満足。

1時間たって、竿の返却と、魚の計量に。

二匹で1キロでした。

1キロ=10点のポイントがもらえます。

それをためて、次回に使うか、

その場で、売店で使う事ができるのですが

カップ麺になりました〜

「今日は楽しかったよ、ありがとう[E:heart01] また行こうね」 と息子。

落ち着きのないわが子には、集中力をつける練習になるかも!なんて思っちゃいました[E:coldsweats01]

あ、そうだ、ちなみにこの釣堀、テレビドラマのロケに使われたそうです。雑誌の切り抜きや女優さんのサインがありました(救急救命24時)[E:flair]

 

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