ワーキングマザーacoのシンプルな日々♪

社会人の娘、大学生の息子の母 フルタイムで働くacoのシンプルな暮らし。 日々の記録、好きな本、映画、ドラマの話、子どものことなど

2013年09月

4094032517 催眠―Hypnosis (小学館文庫)
松岡 圭祐
小学館  1999-04


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松岡圭祐さんの小説を初めて読みました。

催眠、後催眠、千里眼、カウンセラー など、心理カウンセラーを主人公とした作品(サスペンス?)を書いておられますよね。

最近では、万能鑑定士シリーズが人気のようです。

さて、この作家 松岡氏が臨床心理士だったとは知りませんでした! 

↑ここが一番感動した場所かも(爆)

小説のほうは、

スピーディーな展開で、ぐいぐいと引き込まれ、一気に読んでしまいました。

けっこう面白かった!

主人公は、心理カウンセラー。

日本カウンセリング心理センターという、日本を代表する心理カウンセリングのセンターに努める青年です。

その彼が、「占い師」とされる女性のことを偶然みつけ、彼女が「多重人格」ではないかと疑いはじめる。。。という展開。

心理カウンセラーとして、依頼を受けたわけではないのに、ここまで動くの!?っていうツッコミどころはあるけれど、(作品の中でも、そういう葛藤は書いてありますが)

まあ、エンターテイメントだから良しとしましょう(笑)。

催眠術と催眠療法(催眠導入)の違い、など、すばらしく言語化されていて、

勉強になります(笑)。

ほんものの臨床心理士も、自分のしていること(カウンセリング、心理療法など)をきちんと言語化できないといけませんね!!

他の作品も読んでみようと思います[E:shine]

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4103330619 何者
朝井 リョウ
新潮社  2012-11-30


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久しぶりの読書記録です[E:happy01]

直木賞作品 「何者」を読みました。

朝井リョウの本は、これでたしか4冊目。

今までと同じように、心の機微を若者言葉と巧みな比喩でていねいに紡ぐ朝井ワールド全開ですが、

就活に励む大学生の群像劇であるこの作品は、よりパワーアップしていて、心にぐっと迫るものがありました!

面白かった〜

どんでん返し?もあり、

最後は涙が出そうになりました[E:coldsweats01]

「就活」を通して、自分と向き合わざるをえない学生たち。

「就活」への向き合い方や、その立ち位置の微妙な違いを通しても、

仲間と自分の違いに気づき、たった一人で戦わなければならないことに気づく。。。

その戦いとは、自分との戦いだったりするわけですが。。。。

就活の大変さを感じたというより、

ツイッターなどのメディアを通して、「自分を見せる」ことにあくせくする若者たちの姿に

いまはホントに大変な時代になったなあと思いました。

たえずtweetして、自分を実況中継しないと立っていられない、という主人公たち。

その「実況中継」もだれかに批判されてしまうし。。。

ワタシが学生のころ、インターネットがなくてよかった〜と思いました。

「カッコいい自分」を見せないといけない、という強迫観念があるから

かっこわるい自分、人にかっこわるい自分を見られることが

いちばん傷つくんだろうな。。。

だから、

「かっこ悪い自分」を認めることができた人が、一番強くなれる!

そんなことを思いました〜〜〜

P.S.

あ、そうそう、

この作品を読んで、

ツイッターをやりたくなり(読みたくなり)

アカウント作っちゃいました(爆)

フォローしているだけですが。。。。


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