ワーキングマザーacoのシンプルな日々♪

社会人の娘、大学生の息子の母 フルタイムで働くacoのシンプルな暮らし。 日々の記録、好きな本、映画、ドラマの話、子どものことなど

2011年10月

*突然ですが、「臨床心理士が考える」シリーズお届けします(笑)。一臨床心理士が考えたということであって、臨床心理学とはあまり関係ないかも(汗)…今回はしいていえば、行動療法でしょうか…。

ここでは、貯金初心者のために、コツをまとめてみました。(貯金=数十万円とかのプチ貯金を想定)

1.目標を設定する

 目的(何のために貯金するか)を明確にする。旅行に行く、パソコンやバッグを買う、車の頭金…など。できるだけ具体的に!(旅行だったら、いつだれとどこへ旅行する、まで明確にする)

 具体的になれば、おのずと明らかになると思いますが、金額と期限も明確にする。期限は短く、金額もちょっとがんばれば達成可能なものにしましょう。

2.目標を手帳に書いておく

 手帳でなくても、紙に書いて目に付くところに貼っておくのでもよいでしょう。ちょくちょく目にすることが大切。

3.貯金専用の銀行口座を作る

 その目的の貯金専用の口座を作ります。ここからは絶対に引き出さないようにします。

4.家計簿をつける

 家計簿というと大変そうなイメージありますが、小遣い帳、出納帳です。お金の出入りが把握できるようにします。表計算ソフトでするのが便利。

5.月間の予算を立てる

 今月使える(使ってよい)金額を把握しておきましょう。

6.先取り貯金をする

 予算を立てたら、いくら貯金できるか分かると思います。収入があったら即 貯金口座へ移しましょう。

7.無駄遣いを避ける

 節約のためのTips

 ・財布に余計なお金を入れない

 ・用がないときお店に立ち寄らない

 ・買い物に行くとき、買う物をメモして持っていき、他のモノは見ない

 ・雑誌・本は図書館で借りる、お菓子・嗜好品は、原則買わないか減らす、飲み物は家から持っていく

 ・外食費、交際費、被服費は、よくよく考えて使う

8.貯金口座の通帳をながめる

 いくら貯まったか把握していることが大切。

●ゲーム感覚で、楽しみながらやりましょう。

●長くだらだらやっていると辛くなるので、なるべく早く目標達成して、ふつうの消費生活に戻しましょう。

●最初は、少なめの金額に目標設定して、うまくいったら、次回は、もう少し目標を上げてみるのがいいでしょう。

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いかがだったでしょうか…(*^-^)

以上は、貯金以外の目標達成にも応用できると思います。

短期間で実行可能な目標を具体的に定め、「成功体験」ができるようにし、

なんども目標クリアしたら、少し長期の大きな目標を定めるようにする、など…。

余談ですが、ワタシ、小学校1年生でおこづかいをもらい始めてからずっと「こづかい帳」をつけ続けていました(笑)。(最初に指導してくれた母に感謝)。

だから家計簿も抵抗なくつけられるのかも? もちろん自分の子どもにもおこづかい帳つけさせていますよ〜

 

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4003232046 大地 (4) (岩波文庫)
パール・バック 小野寺 健
岩波書店  1997-04-16


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パール・バックの「大地」後半3,4巻をやっと読み終わりました。

(1)(2)のレビューはこちら→

全4巻(内容的には三部作)読み終えて、豪華フルコースを食したような(って経験あまりないけど) 満腹感。満足、満足でした。

素晴らしかったです。

後半は、二代目 王虎の軍人としての生涯と、その息子 三代目王元の半生。

王虎の物語も波瀾万丈でおもしろいですが、王元の物語が一番好きかも〜

一代目の王龍は、大地を愛する農民、その息子 王虎は、農業を嫌い、権力をめざして軍人へ。そして王虎の待望の息子 王元は、戦を嫌い、自然や作物、農業を愛する人だった…という、「父なるものへの反発・反抗」を絵に描いたような親子三代記なのです。

心優しく穏やかな王元は、強い父に反発できず受け身的に幼少期を過ごすしかありませんでした。しかし、自分の心の声にさからって軍人になることもできず、大学へと進みます。

そこで、革命思想に出会い… 投獄され、その後アメリカへ逃げることになります。

王元の経験したアメリカの描写と心の揺れの描写が秀逸でした。

アメリカと中国の「大地」の違い、そして、中国人によるアメリカ人批判。

よくここまで辛辣に書けるなあと、パール・バック女史に敬意を表したくなりました。

ふたつの国、ふたつの文化のはざまにあって葛藤する姿… でも、どちらの国に対しても憎悪があり、憧れがある、まさにアンビバレントな状態。これは、王元が、そして、著者自身が経験したことなのでしょう。

また、中国社会が激動期を迎え、人の価値観、とくに、結婚、女性のあり方が大きく変わっていく様がとてもよく描かれています。

一代目の妻と、三代目の妻(になるであろう女性)とは、生き方や仕事・結婚の価値観が、全くちがうんですよね… 日本もそうなのかもしれませんが。

全体を通して、たくさんの人物が出てくるので、誰かに感情移入できると思うし、老若男女、だれでも、楽しみながら読めるのでは〜と思います。

読んでよかった〜と思える本でした。

*ちなみに、1,2巻は、新潮社文庫で、3,4巻は岩波文庫で読んでみました。新潮文庫の3,4巻は字が小さかったもんで…それだけです(爆)

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