ワーキングマザーacoのシンプルな日々♪

社会人の娘、大学生の息子の母 フルタイムで働くacoのシンプルな暮らし。 日々の記録、好きな本、映画、ドラマの話、子どものことなど

2011年01月

対岸の彼女
角田 光代
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「八日目の蝉」 に続いて、角田さんの本を読むのは2冊目ですが、この本いい〜!!

とっても気に入りました♪

「八日目の蝉」と同じく、女性が主人公で、ほぼ女性しか出てきません。そしてふたり主人公というところも「八日目」と同じ。30代の同い年 小夜子と葵の二人の視点から交互に、物語が進んでいきます。

テーマは 女性の友情 かな? あるいは、女性というものの、同性との付き合い方。すっごくリアルで、「痛い」と感じる人が多いのではないかしら?

中高生時代に群れるところから始まって、大人になって、子どもが産まれても、職場でも、群れて、異質な人を排除しようとする女たち…

そういう人間関係についていけなかった(排除された)経験を持つ、二人の女性のストーリーです。

痛いシーンも多々あるけど、どうなっちゃうのかな〜と最後までドキドキ… 最後は読んでのお楽しみ♪ 涙腺がゆるむことも何度かありました。

偶然にも、昨日の朝日新聞 読書欄で、佐藤優さんがこの本を取り上げてました!

佐藤氏も引用していた箇所より

小夜子とは年齢と出身校以外…何もかも違った。…けれど自分たちは、おんなじ丘の上をあがっているような気がしてならなかった。まったく別のルートから、がむしゃらに…傾斜をあがっている。立場も違う、ものの見方も、持っているものもいないものも違うが、いつか同じ丘の上で、着いた着いたと手を合わせて笑い合うような、そんな気が漠然としていたのだ。

何もかも違うけれど、お互いを尊重し合い、足りないところを補い合うような関係、踏み込みすぎず、でも、温かく支え合うような関係… それが友情、ほんとうの友達の意味かと…

角田光代さんは、女性の描き方がうまいな〜 リアルだな〜と思います。とくに、「みっともない女性」の描き方や、荒れた部屋の中とか。微妙な心理描写、比喩の使い方もいいなと思います。

著者の人に対するまなざしは温かくて、人と関わりながら生きていくことっていいなと思える小説でした♪

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週末、こどもたちが 「パパの誕生会まだやってないよね? やりたい!」と言いだしました。

夫の誕生日は少し前。ちょうど出張中で、夫婦の間ではすっかり忘れられていたのでしたが…

優しいこどもたち(ケーキが食べたいだけ?)のアイデアで、娘がケーキを作ってパパをびっくりさせようということになりました。

材料はワタシが買ってきて(ケーキミックスなど)、娘がバースデーケーキを作りました。

オーブンでスポンジケーキを焼いて、大きなイチゴとホイップクリーム(植物性・低脂肪)をたっぷりのせて。

直径15センチぐらいのホールケーキを4人で食べちゃいました[E:happy01] パパもお腹を気にせず、バクバク食べていた…

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その日の夜は、娘が去年参加した市民ミュージカルの公演へ。今年は、気が乗らないようで参加しなかったのですが、去年に引き続き参加しているお友達のママから誘いがあって、家族で観劇に行くことにしました。

去年は、娘が出演するから、ドッキドキで客観的にお芝居を観られなかったと思います。でも今年は、知ってる子を探したりしながらも、ある程度ひいて、心に余裕を持ってお芝居を楽しめました! とってもよかったです! 

小学生〜高校生のミュージカルなのですが、歌声がきれい、長いセリフもずいぶんガンバって覚えてるな〜と感心。主役級の子の演技は、テレビドラマに出られるのでは、と思うくらい上手でした♪ 

お話の内容もとても良く(友情とか命とか…) パパが一番泣いてました[E:coldsweats01]

息子にとってはちょっと難しい題材で、飽きちゃったかな〜と思ったら、帰宅して、歌ったり踊ったり(ふだんはこういうことしません)。からだが反応してしまったんですね〜[E:delicious]

ラジオで聞いたのですが、「週1回でもスポーツ(運動)することが健康に良いと、今はみんなが思っているように、週1回でも芸術に触れることが心の健康に良いとみんなが思うような社会にしたい」と 劇作家の平田オリザさんが言っているそうです。

週1回、とまでは行かなくても、芸術(っていろいろあると思うけど) に気軽に触れるような生活、目指したいな〜

 

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