小学生の親向けの雑誌って、いかに勉強させるか(笑)や受験関係のは結構出ているけど、私は読んでいません(笑)。そのかわり、といっては何ですが、下の2つの雑誌を読んでます。子どもの心の発達に特化した雑誌、(「学童ほいく」のほうは、学童クラブのあり方などの話も多々載ってますが…) 読み応えありますよ!
児童心理増刊 子育てを楽しめる親になる 2010年 02月号 [雑誌] | |
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↑月刊児童心理。最近読んだのは、臨時増刊号。「子育てを楽しめる親になる~小学生の親たちにとっての子育ての楽しみ」 というタイトルにまず惹かれました。研究者だけでなく、いろんな方(タレントさんなど)の記事が載ってます。子育てが楽しめない今の社会の事情、専業主婦の抱える問題とは、働く母親の悩みと工夫、「ほどよい母親」とは… いろんな切り口で、小学生の親としてのあり方や親子関係についてヒントを得ることができました。
具体的悩みに対するアドバイスもあって、わたしにピッタリ!と思ったのは、「子育てより自分の趣味や遊びのほうに時間を使ってしまいます」という悩み(爆)。
回答者は、趣味や遊びと子育て、バランスがとれていれば大いに結構。子ども一辺倒よりいいですよ~という優しいお答えですが、「小学生時代をおろそかにすると後で(思春期に)大きなツケがまわってきます」としっかり釘をさしておられます。
親の5つの役割を果たしていればOK、とのこと。
その5つの役割とは…(抜粋)
①親としての役割認識をしっかりともって、子どもを受け入れる
②子どもの年齢に応じた関わり方ができる、困った時SOSが出せる
③子どもの育ちに必要な環境を整えるとともに、手を抜くポイントを心得ている
④子どもと自分とは別人格であることを認識し、子どもとのほどよい距離をとり、かかわる
⑤子どもの良い面をみつけてほめるなど、子どもの育ちを支援する
日本の学童保育 [雑誌] | |
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↑もう1冊は、「日本の学童ほいく」(月刊誌)です。2010年2月号は、とくに、感動&涙、涙…の記事がいくつかありました。 小5娘との向き合い方についてちょっと悩んでいたので、かかわりのヒント、なにより親としての勇気をもらったかも!
ひとつは、内科医師の梅谷薫さんのずいそう。ご自身の子どもとの関わり、そして自分と母親のことをふりかえり、こうまとめておられます。
子どもは生きるのが苦しくなると、親を責めます。『お前たちのせいで、自分はこうなったのだ』と。でもそうした『甘え』に屈しないでください。…必ずこう言ってください。『私はお前を心から愛している。…お父さんとお母さんは、お前を産んだことを、決して後悔していない』と。
… そう。『親バカ』でいるのは、結構むずかしい。子どもはいつも親の姿を映し、親を試してくるから。でも、子どもたちのためにも、そうした試練に負けないで。一生ずっと「バカ」でいてやれるのは、親であるあなたしかいないのですから
そっか~子どもの「攻撃」に負けず、親バカでいることも、親のつとめですね!
もうひとつの記事は、元中学教師で現在は大学教授の春日井敏之さんのもの。「子どもを認めるかかわり方」「子どもの危機は成長のチャンス」「子どもが思春期を迎える頃に~家庭生活を見直す6つのポイント」など、悩める親に具体的に語りかけてくれます。
いちばん心にとまったのは、親と子(教師と子でも)が本音でぶつかり合うことの大切さについてです。
教育や子育ては、子どもの中にあって埋もれている本当の気持ち、普段の生活に追われて気づいていないような気持ちや、親の中にある本音の部分に光を当てて、子ども同士や子どもと親をつなげ、…子どもや親がつながっていくことではないでしょうか。
大人も子どもも求めているのは、本物のつながりです。その手ごたえをしっかりと感じて育った子どもは、揺れることがあっても、折れたり倒れたりはしません
何度も読み返してしまいました。親も子も忙しいし疲れている…だからこそ、立ち止まって気持ちに気づいたり、言葉にしたりという時間を大切にしたいなと思いました♪