ワーキングマザーacoのシンプルな日々♪

臨床心理士(心理カウンセラー)で大学生と高校生の母 acoのシンプルな暮らし。 好きな本、映画、ドラマの話、賃貸生活、子どものことなど

2009年02月

 子どものいとこのお誕生日(3歳♪)によばれて、親戚の家に行ってきました。

 いとこちゃんのママの作ったちらし寿司↓ 春らしいきれいな色ですね〜☆

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ミートローフもいとこちゃんママ作。ゴリ作は、リンゴと白菜のサラダ、かぼちゃのマフィン、ブルーベリー入り赤ワイン寒天(簡単なものばっかりでごめんなさい…)↓

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お誕生日ケーキ。ローソクでフーッもできました。パチパチパチ♪ 

やっと3歳。ママ、パパ、いままでお疲れ様でした〜♪

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 息子(5歳)は、うちでは、甘えん坊で、おねえちゃん(10歳)にいじめられてばかりですが、年下のいとこちゃん達の前では、いっちょまえに「兄貴ヅラ」で、おもしろかったです。顔つきが全然違うし、「オレ〜」とかいってるし…笑っちゃう。

 娘は一人だけちょっと年上だけど、優しいお姉さん。みんなの人気者です。

 いとこ同士、なかよく遊んでくれるので、親も助るし〜。また集まりましょうね☆

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八日目の蝉
角田 光代
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 このところ、専門書かミステリーばかり読んでいたのですが、久しぶりに、よみごたえのあるすごい小説に出会えてうれしいです。角田光代著 八日目の蝉 ーー ラストはボロボロ泣いてしまったし、余韻が残り、いろいろなことを考えさせられました。ちなみに角田作品を読んだのは初めて。

 「長編サスペンス」という謳い文句に惹かれて手に取ったものの、たんなるサスペンスにとどまらず、とくに小説後半は、非常に深い、生きることをめぐる切実なテーマがありました。

 小説前半は、「母親」の視点から語られ、後半、一転して、「子ども」の視点から語られます。この構成がとても斬新。まるで人生を「表と裏から」見ているような感じ。そして、ひとりの人の人生(あるいは私の人生)を、立体的にみる、多視点からに見ることがいかに大切か…そうすることで、受け入れ難かった「私の人生」を、逃げずに見ようとすることができ始める…もちろん、痛みを伴う過程であるけれど。そんな感じがしました。

 「私は誰も憎みたくなかったんだ」 と主人公は気づきますが、作者は、誰をも悪者にしないように、「そうせざるを得なかった」ひとりひとりの人生を描いているように思いました。どちらが原因でどちらが結果なのか、誰が悪いのか…それは簡単にわかることではないのですね。

 どうして私が? と自分を被害者としてとらえているうちは、何も生まれない。そういう問い自体がまちがっていた、と気づくとき、主人公は新しい一歩を歩み始めます。友情という支えを得て。

 おもしろいことに、この小説にはたくさんの人がでてくるのに、ほとんどが女性です。男は3人ぐらいしか出てきません。しかもみな弱々しい。何も決められない人か、病気で死ぬ人。女性ににとって彼らは、お金か子ども(精子)をくれるだけの存在。どちらも大切ですが、でも、彼ら自身は、女性の生きる支えにはなっていません。主人公も、最後、お腹の子を、母や女友だちといっしょに育てていこうと決心します。

 これはもしかして現代を象徴しているのかな? むかしは、母ー娘(子)の密着を切るものは、男性だったはず。でもいまは… 女性は、自分の母や娘(子)とのつながりをず〜っと保ったまま、男性を必要とせずに生きるのかしら… 

 それとも、人間のもっとも奥深いところにあるのは、言葉以前の母子一体感…ということの強調かな…本題からはそれるけれど、こんなことも考えてしまいました。

 瀬戸内海の美しい海、緑、光…が、傷ついた主人公たちを優しく包み、癒してくれます… そういう場所、匂い、日常生活のルーティーンといったものの持つ力、また、幼い子どもや、お腹の子の与えてくれる力、など、とくに女性にとっては共感できるものが多いのではないかな〜と思います。重たい話だけれど、読後感は一応さわやか。読んでよかったです〜!

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