ワーキングマザーのシンプル&スローライフ

臨床心理士(心理カウンセラー)で大学生と中学生の母 acoのシンプルな暮らし

2007年11月

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 ヘナとは、植物の名前で、それがそのまま髪の染料の名前になっています。

 二人目を産んでから、白髪がどっと増え、ときどき、お店で染めてもらっていました。

 でも、薬品(化学染料)が頭皮に染みて痛くなったことがあるのと、薬品のツーンとくる匂いが好きでないこと、髪にも身体にも悪そうな気がして(私の偏見ですよ、根拠はないです)…何か別の方法はないかな~と思っていました。

 ヘナで染める(薬品をいっさい使わない)方法があるのは知っていましたが、あまり染まらない…と聞いていたので、まだ試してはいなかったのですが、この度、初めて、自宅で挑戦してみました(写真の製品を購入)。

 まず、粉を熱湯で溶き、さましてから、シャンプー後タオルドライした髪に塗ります。放置時間は30分。まず驚いたのは、30分後の髪の手触り。コシがあり、つやつや、なめらかでした!…んで、肝心の色のほうも、思ったよりも、きれいに着色していました! まずは成功といえるかな。自分に合ったものがみつかって、よかったです。

 ただ、これ、3~4週間ごとに、染め直さないといけないと、説明書に書いてあります。う、めんどうくさい! もう少し持ってくれると、なおいいのにな…

 精神科医の斎藤環さんの「生き延びるためのラカン」を図書館で見つけて読みました。

 斎藤環さんは、「社会的ひきこもり」についての臨床と著作で有名な方です。「ひきこもり」救出マニュアルなどは、当事者家族、援助者にとって使える1冊だと思う…私も現場で重宝しています。

 さて、念のため、ラカンとはフランスの精神分析家です。難解な哲学的思想で有名(だと思う)のですが、斎藤さんは、日本一やさしいラカン入門書をめざしたとか。その意気込みだけあって、若者向け言葉で、例話を多用し、懇切丁寧に解説してくれているのですが、元が難解ですから…やはり難しかった~。

 いろいろと考えさせられたのは、「欲望」についての箇所。ラカンは、フロイトに引き続いて、「欲望」についての考察をさらに推し進めているみたいです。

 ラカンによれば、欲望とは他者の欲望である、欲望の根源は他者の欲望である…だそうです。

 斎藤さんの解説をさらに、私流に解釈すれば、人間の欲望(生理的欲求とは別)は、他者が存在し、他者にみられている自分という視点を持つからこそ生まれる。世界にたったひとりぼっちだったら、あるいは、異国の辺境に一人放りだされたら、欲望を持つことはできないですものね。

 また、欲望は決して満たされることがない。究極の満足はありえない。なぜなら、たとえば、物欲は、モノがあるから生まれるのではない。購買力の増大(たとえば大金を手にすること)が、モノへの渇望を生み出す…

 つまり、お金持ちになれば、物欲から解放されるのかというと、逆で、お金が手に入れば入るほど、物欲も増えていく…、権力が手に入ればはいるほど、権力欲も増えていく… というようなことを、ラカンは言っているらしいのです(たぶん)。

 そして、個人の人生における夢とか目標というものも、欲望の一種なのです。

 ですから、欲望は抑えることも必要だし、適度に持つことも必要、と斎藤さん。

 ニートやひきこもりといわれる人々はこのような欲望をもたない、あるいは、解放されている人々ともいえるのではないか、と斎藤さんは言っています(たぶん)。それが健康的な生き方かどうかは別として、とただし書つきですが。

 斎藤さんは、「ロハス」や「スローライフ」にも触れています。「(それは)…欲望を制する引き算文化である…あれもこれもとどん欲に頑張る人生をちょっと降りて、環境に配慮しつつ…身の丈にあった生活を楽しみましょうという…「勝ち組」の皆さんだけが最後にたどり着く憩いの地」ですと! アハハ…やっぱりそうか~、勝ち組ライフを経験していない私は、エセ・スローライフイストなのでした~

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