ワーキングマザーacoのシンプルな日々♪

臨床心理士(心理カウンセラー)で大学生と高校生の母 acoのシンプルな暮らし。 好きな本、映画、ドラマの話、賃貸生活、子どものことなど

2007年07月

 臨床心理学の大家で、元文化庁長官、河合隼雄さんが、病に倒れてからもうすぐ1年…というところで、お亡くなりになられましたね。79歳とのこと。本当に残念です…

 河合先生は、もともとスイスでユング心理学の勉強をされましたが、ユング派という枠組みを大きく越え、日本の臨床心理学、臨床心理士を束ねて、育ててくださった方でした。ユング心理学や臨床に深く根ざしながら、日本という文化にとことんこだわり、心理学を越えて、文化論、文明論的な著作も多い。巨人というか、怪物というか…これほど智慧に満ち、しかも、平易な言葉で語ることのできる人は、そう居ないでしょう…

 哀悼の意を表しつつ、私の好きな、河合先生の本を紹介させていただきます!

○子ども〜思春期に関する本:

子どもの宇宙 (岩波新書)子どもの本を読む子どもと悪 (今ここに生きる子ども)大人になることのむずかしさ―青年期の問題 (子どもと教育) いわゆる子育てハウツー本とは全く違う。子どもの心の中、それも深い所で、何が起こっている(と考えられる)か、を読み解くもの。子どもだけでなく、人間をみる新たな視点が与えられます。

○カウンセリング/心理療法

カウンセリングを語る〈上〉 この仕事を選んでよかった〜と強く励まされる一冊。

心理療法序説 よくまとめられた、中味の濃い本。何度も読み返したい。

○文学、その他

昔話の深層―ユング心理学とグリム童話 (講談社プラスアルファ文庫)グリム童話好きにおすすめ。

中年クライシス 日本の小説にみる「中年期」。こんなに深く読めるなんてすごい、と感動しました。

宗教と科学の接点 少し堅い本ですが、非常に考えさせられる。「生と死の接点」もおすすめ。

 

 私が先生から学んだことのひとつは「二律背反」ということです。人間のすることで、「絶対的に良いこと」はほとんどない。良いことの裏には必ず良くないこと(可能性)がある…心理療法だって、良いことばかりでなく、危険が伴う…先生は繰り返しおっしゃっているように思えます。心に留めていきたいです…

 

 今週末から小学校は夏休み! 母親にとっては恐怖の夏休みが(笑)。

 先日行った「こどもの城」でも、小学生向け夏休みの各種体験講座のお知らせが目立ちました。造形教室や科学教室などです。

 うちの近くの公的施設でも、小学生向けイベントがあるようだし、娘も学校から、地域や民間のキャンプや講座のお知らせを毎日のように持ち帰っています。その手のイベントが増えているんですね〜。良いことではあるけれど、何をさせるか選択し、連れて行く親も大変だろうなと思います。

 私はといえば、お知らせプリントをちらっとみては「平日開催だから、うちには関係ないや〜」とゴミ箱へ(笑)、ですけどね。

 しかし、今やブームの家庭教育系の雑誌の見出しに「夏休みの体験で子どもの成長に差がつく!」とあったり、学校だよりに「夏休みは、今年しかできない体験をして、有意義に過ごしましょう」とあるのをみて、「そんなこと言われても〜、どうしよう!?」とプレッシャーに感じてしまうのは私だけでしょうか? 

 もっとも、私には夏休みなど数日しかないので、「何もできませんでした〜」と言い訳ができるけど、家にいて夏休み中ずっと子どもの相手をするお母さんたちは、生活の世話だけでも大変なのに、「有意義に過ごす!」というプレッシャーって…どうなんでしょ?

 ま、それほど大げさに考えずに、小さいことでも、「ふだんしたかったけどできなかったことができた」「いままでできなかったことが、できるようになった」と言えたら、子どもにとっては素晴らしい夏休みなのかな〜。

 我が家の夏の予定は、学童キャンプと家族旅行ぐらい。あとは、学童/保育園にふつーに行ってもらいます^^

 

このページのトップヘ