2018年8月に読んだ小説は、次の3冊。
傍聞き 長岡弘樹
満願 米澤信穂
デンジャラス 桐野夏生
公認心理師試験があったため、読むのを控えました(涙)ので、いつもより少なかった〜
けれどどれも良かった! 質の高い作品でした〜
傍聞き 長岡弘樹
著者の作品は、前に、「教場」を読んだことがありました。
警察学校の話。おもしろかった記憶があります。
これは短編ミステリー?
ミステリーといっても、殺人やグロテスクなシーンはなく、
安心して読めます^^
不可解な行動があり、最後にその意味が明かされるという作りです。
迷い箱、傍聞き、迷走、899 の4編。
主人公は、消防士、女性刑事、更生保護施設の施設長、救急救命士
どの仕事も、人の命、人生に深くかかわる仕事、
かつ、縁の下の力持ちのような地味な仕事といえるかも。
どれも、え、なになに〜?と読み進んでしまい、最後はビックリすると同時に、
ほっとする、ほろっとさせられます。
満願 米澤穂信
これも短編集。
この夏、NHKでドラマ化されたのです。
このなかの3編を1話ずつで。
その予告をみて、見覚えのあるタイトルとおもい。。
そう、何年か前に、単行本を読んだのです!
なんとなく覚えていましたが、ストーリーはほとんど忘れていたので、
文庫本を買って(ワタシにしては珍しい。笑)読みました。
夜警、死人宿、柘榴、万灯、関守、満願 の6編。
タイトルの付け方もいいですよね。
ひきしまった文章、淡々としたストーリー運びと、読者を裏切る驚きの結末。
6編とも全くちがう背景や登場人物。だからどれも甲乙つけがたく、ひとつに選べない!
(誰にも頼まれてないけど。爆)
ドラマ化されたのは、夜警、万灯、満願 で、どのドラマも役者さんが良く、
楽しめましたよ〜
デンジャラス 桐野夏生
谷崎潤一郎とその女性関係がモデルの小説。
ワタシは谷崎潤一郎は読んだことがないし(汗)
ほとんど知らなかったエピソードなので、新鮮でした。
谷崎の妻の妹 重子の視点で書かれています。
妻は、4人姉妹。その四姉妹は「細雪」のモデルになったのですね。
義理の兄という微妙な立場で、谷崎の妻や家族と一緒に暮らし、
谷崎を観察し、交流していきます。
義兄に大切にされ、それを誇り、生きがいに思う重子。
そこに、重子の嫁の千萬子が入ってきて
ドキドキするような危険な関係。
ですが、
デンジャラスというタイトルに反して(?)
エロティックなシーンはないのですが、
怪しい雰囲気。。。というのがあふれているのかも。
重子さんが、義理の兄との関係に満足していたところから
千萬子への嫉妬からか、お酒の量が増えて
アル中のようになっていく姿が迫力ありました〜
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傍聞き 長岡弘樹
満願 米澤信穂
デンジャラス 桐野夏生
公認心理師試験があったため、読むのを控えました(涙)ので、いつもより少なかった〜
けれどどれも良かった! 質の高い作品でした〜
傍聞き 長岡弘樹
著者の作品は、前に、「教場」を読んだことがありました。
警察学校の話。おもしろかった記憶があります。
これは短編ミステリー?
ミステリーといっても、殺人やグロテスクなシーンはなく、
安心して読めます^^
不可解な行動があり、最後にその意味が明かされるという作りです。
迷い箱、傍聞き、迷走、899 の4編。
主人公は、消防士、女性刑事、更生保護施設の施設長、救急救命士
どの仕事も、人の命、人生に深くかかわる仕事、
かつ、縁の下の力持ちのような地味な仕事といえるかも。
どれも、え、なになに〜?と読み進んでしまい、最後はビックリすると同時に、
ほっとする、ほろっとさせられます。
満願 米澤穂信
これも短編集。
この夏、NHKでドラマ化されたのです。
このなかの3編を1話ずつで。
その予告をみて、見覚えのあるタイトルとおもい。。
そう、何年か前に、単行本を読んだのです!
なんとなく覚えていましたが、ストーリーはほとんど忘れていたので、
文庫本を買って(ワタシにしては珍しい。笑)読みました。
夜警、死人宿、柘榴、万灯、関守、満願 の6編。
タイトルの付け方もいいですよね。
ひきしまった文章、淡々としたストーリー運びと、読者を裏切る驚きの結末。
6編とも全くちがう背景や登場人物。だからどれも甲乙つけがたく、ひとつに選べない!
(誰にも頼まれてないけど。爆)
ドラマ化されたのは、夜警、万灯、満願 で、どのドラマも役者さんが良く、
楽しめましたよ〜
デンジャラス 桐野夏生
谷崎潤一郎とその女性関係がモデルの小説。
ワタシは谷崎潤一郎は読んだことがないし(汗)
ほとんど知らなかったエピソードなので、新鮮でした。
谷崎の妻の妹 重子の視点で書かれています。
妻は、4人姉妹。その四姉妹は「細雪」のモデルになったのですね。
義理の兄という微妙な立場で、谷崎の妻や家族と一緒に暮らし、
谷崎を観察し、交流していきます。
義兄に大切にされ、それを誇り、生きがいに思う重子。
そこに、重子の嫁の千萬子が入ってきて
ドキドキするような危険な関係。
ですが、
デンジャラスというタイトルに反して(?)
エロティックなシーンはないのですが、
怪しい雰囲気。。。というのがあふれているのかも。
重子さんが、義理の兄との関係に満足していたところから
千萬子への嫉妬からか、お酒の量が増えて
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