ワーキングマザーacoのシンプルな日々♪

社会人の娘、大学生の息子の母 フルタイムで働くacoのシンプルな暮らし。 日々の記録、好きな本、映画、ドラマの話、子どものことなど

社会人の娘、大学生の息子の母 臨床心理士acoのシンプルな暮らし。
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 庭に、鳥が種を運んできたのか、いつのまにか、山椒が生え、それがもはや1メートルぐらいの木になってしまいました!

 ちょうど芽がたくさんでてきたので、やわらかそうな新芽を選んで収穫。夫が、山椒味噌を作ってくれました!

 山椒の新芽をすり鉢ですり、味噌、みりん、酒、さとうを入れて混ぜ、鍋に入れて、かき混ぜながら、アルコール分を飛ばすのだそうです。 風味がよく、ご飯にとっても合います!

 さて、最近仕事帰りにスーパーで買い物をすることがあって(ふだんは週末にまとめ買いなので)、出来合いのお総菜を買う主婦の方々が目についてしまいました。

 夕食中に、家族にその話をして、「お総菜買う人けっこういるんだよね〜 私もまじめに作るのやめようかな…」とぼやいたら、

娘は 「ママ!人と比べないの!」

息子は「ママの作るパンは、買うパンよりずっとおいしいもん!作って!ときどきお手伝いするから!!」

う〜[E:weep] 優しい子供達… ありがとう[E:heart02] いま思い出しましたが、週1回は、レトルト食品使ってました(爆)

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横山 秀夫

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 Jasmine さんがブログで紹介していたクライマーズ・ハイ(横山秀夫)を図書館で見つけたので、読んでみました。映画やテレビドラマでも話題になりましたが…ストーリーを知らなかったので、とても惹きつけられ、おもしろく読みました!

 日航機墜落事故の全権デスクを任された、ある地方紙の新聞記者の物語です。

 文字通り、命がけで仕事をする男達。社内の権力闘争に足を引っ張られそうになりながら、新聞とは何か、地方紙の果たす役割とは何か、真剣に問い、自分の使命を果たそうとする主人公の姿に、心打たれました。

 ブレないで、瞬時に大きな決断をしていかなければならない新聞記者(や編集者)の仕事の厳しさ、ストレスの大きさも、伝わってきました。厳しい世界ですな〜!

 いろいろなテーマがあって、いろんな読み方ができる作品だと思うのですが、ひとつ心に残った言葉は、「もらい事故」。日航機は、当初どこに墜落したかわからず、主人公のいる群馬県の新聞社の社員達は、長野に落ちていることを願っていました。彼らにとって日航機は、たまたま群馬に墜落しただけ。飛行ルートでもないし、地元の飛行機会社でもない。「もらい事故」に過ぎなかったわけです。

 ちょっと飛躍しますが、人生、特に人生後半において、人は、突然の「もらい事故」ともいえる出来事に遭うことが多くなるのではないでしょうか。突然ふりかかる、不運ともいえる出来事…それは、自分には関係ない、とやり過ごし、傍観者でいることもできるかもしれないし、「なんで私が!?」と被害的に感じるかもしれません。

 でも、「もらい事故」であっても、自分を「当事者」と受け止め、主体的に、真摯に「事故」に向き合っていくときに、人生に転機が訪れる。それが人生の後半を乗り切る秘訣なのかもしれない… と、この本を読んで思いました。

 「下りるために登る」という主人公の親友が残した謎の言葉も、「人生後半を生きる=下りる」ための儀式として山に登る、そういう意味もあるのかもしれないですし。

 理屈っぽくなっちゃいましたが(汗)、ドキドキ、ハラハラの連続で、一気に読ませてくれます。つらい場面もあるけれど、読後感はさわやかです!

 

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